【佐々木邸】リフォーム

リフォームして最初に迎えた冬は、
想像以上に温かくてうれしかったです。

リフォームを考えたきっかけは何ですか?

ご主人:
台所が狭かったので、家族揃っての食事に不便を感じていました。 8畳のスペースの中に、冷蔵庫や食器棚などもあって、その中での食事がとても窮屈だったのです。 それに以前は、お客様が来られると、扉を閉じていないと台所が丸見えになってしまう間取りでした。 夏は風通しをよくしたかったので目隠しのカーテンをかけていたのですが、それにも抵抗がありました。 冬になると冷たい空気が入り、寒かったのもリフォームを考えた大きな理由です。

奥様:
以前使っていた風呂場は、天井が高くて壁と床がタイル貼りでした。 さらにステンレスの浴槽は湯が冷めやすくて。小さな浴槽だったこともあって、ずっと脚を曲げて浸かっていたのです。 その上、扉も壊れていたので、冷たい風が入らないように風呂の蓋で押さえ入浴することもあって、とにかくすごく寒かったのです。 だから脱衣室もとても寒くて…。台所が狭いのや、トイレが一つしかないのも気になっていました。` 子どもたちが結婚したときに、お互いの家族を連れて来ることを考えて、このタイミングにリフォームをすべきだと思いました。

「ラフォーム」を選んだ理由を教えてください。

奥様:
娘の友人だった田中やよいさんが、システムキッチンやユニットバスの展示会に誘ってくれたのがきっかけです。 主人の承諾もないままに、水廻りやキッチンの相談をさせてもらい、田中さんが過去に手がけたプレゼンシートも見せてもらいました。 そのときに「プランの提案と見積もりだけでも結構ですよ。お気軽にどうぞ」と言ってもらったのです。 「お願いしやすそうな人だな」と思いました。

ご主人:
親戚に大工がいるので、リフォームするなら、まずそちらへ話を持って行くのが筋だと考えていました。 だから、初めのころは勝手に話を進めたがっている妻が面白くなくて、腹を立てていたこともあります。

奥様:
私の気持ちは田中さんに傾いていたのですが、主人は「親戚でないと駄目」と言うのが目に見えていました。 だから友人の力も借りて「田中さんと、一回だけでも会ってみて」と主人を説得したのです。 男性の建築士さんや大工さんは頑固な印象があって、どれだけお願いしても「ここは譲れない」と言われる部分を持っておられる気がしていました。 それもあって、どうしても田中さんに頼みたいと思っていました。

ご主人:
実際会って話すと、田中さんはとても好印象な人でした。 彼女の人柄を気に入ったことと、話を聞いているうちに妻の想いを叶えたいと強く思えるようになったことが「ラフォーム」にお願いすることになったきっかけです。 妻の要望なら、女性建築士さんに任せるのが、やはり一番ですから。

奥様:
プランの提案は、3回もしていただきました。 手持ちの品物の数や大きさをチェックしてもらったり、意見や要望を繰り返し丁寧に聞いてもらったりしながら、最終的なプランで話を進めることになったのです。 親身に相談にのってもらえたことや、女性ならではの視点が、生活しやすい現在の暮らしに繋がっていると思います。

設計や工事途中の印象はいかがでしたか?

ご主人:
リフォームするときに別の場所に居を移さずに、ここで生活しながらのリフォームだったので 「この場所は、こうなります」という説明を、細かく田中さんがしてくださり、不安な部分もすぐに伝えることができたのはよかったです。 クロスや床材も、おすすめのものを提案してもらいました。いくつかプランを出してもらったものを検討しながら、 お風呂とキッチンは好きなものを選んで、それに伴って間取りの変更をしてもらうこともできました。

BeforeとAfterを比べての印象や、よくなったと実感できる部分を教えてください。

奥様:
完成までどうなるのか想像がつきませんでしたが、ダイニングは天井が高くなって心地よく過ごせます。 リモコンで開閉できる高窓もつけてもらったので、光が部屋の中に入るようになって、家全体が明るくなったような気がします。 風の通りもいいので、夏場などは窓を開放して新鮮な空気を取り込んでいます。心配していた掃除も、息子が来たときにお願いしているのですよ。

それにキッチンとダイニングが一つの空間になったことで、すべてが合理的になりました。 憧れていたシステムキッチンは、対面式のものを入れてもらいました。 以前は後ろ向きで料理を作っていたので、台所に立ちながら家族と話をするなんて考えられなかったのですが、今は会話も普通にできます。 身長に合わせて作ってもらったので、腰も痛くならずにすんでいます。

リフォーム前はガスコンロを使っていたのですが、IHにしたのですよ。 ガスだと吹きこぼれたときに洗いにくくて、特に粘りのある里芋などをふきこぼしたときは大変だったのが、今はひと拭きで済むので楽です。 思ったよりも火力が強く、お湯が沸くのも早いのですね。火災の心配もありませんし、安心して使えます。レンジフードも掃除が楽になりました。 システムキッチンは収納もたくさんあるので、すっきり見せることもできますし、出し入れもしやすくて整理するのが楽しくなります。備え付けの食洗機も最近はよく使っていますよ。

また、リフォームのときに台所にあった必要のないものは、すべて田中さんに処分してもらいました。

ご主人:
風呂に暖房があるのは、間違いなくいいですね。 最初は「風呂に暖房なんかいるのか?」と半信半疑でしたが、高齢になってからのことを考えても、風呂の暖房は本当にいいですよ。 断熱材を床と壁、それに天井に入れてもらいましたので、寒さを感じることは一切ありません。

窮屈に感じていた浴槽も、今は広さが1.5坪あって、のんびりと入れます。 以前の倍の時間は入っていますね。ミストサウナや衣類乾燥機もついているのでとても便利に感じています。

奥様:
風呂をリフォームする以前は、家で入るのが寒いからと近くの温泉にでかけることも多かったのです。 でも今は全然行かなくなりましたね。家のほうが脱衣室も温かいし、暖房があるので快適です。以前は寒かったので、カラスの行水でしたから。

浴槽が広くなったから、水道料が高くなるのではと心配していたのですが、それも大丈夫でした。驚くことに、以前よりも安くなったのですよ。 水道料の高さは、リフォーム前のトイレのタンクが大きすぎたのが理由だったようで、一つだったトイレを二つにしたのに、安くなっているほどです。 以前はタンクの中にペットボトルを入れて、節水していたつもりだったのですけどね。

ご主人:
トイレも二ヵ所あるほうがいいですよ。 今は子供たちも結婚して別居しているので、二人しか暮らしていないのですが、待つことなく一人ずつ使えるのが便利です。 家族が全員集まるときなどには、二つあるほうが助かりますし。

劣化でリフォームを考えたのではなく、設計を見直してほしいという気持ちでしたから外壁は窓を入れ替えた部分と、どうしても直さなくてはならない部分だけを新しくしてもらいました。 リフォームした場所には、すべて断熱材を入れ直す提案や基礎工事をした部分に鉄筋を入れて補強をする工事も提案してもらい工事しました。 床下には、今まで入っていなかった断熱材が入って温かいですし、基礎の補強をしたことで地震が来ると揺れていた家が揺れなくなり、今まで以上に安心して暮らせるようになりました。

奥様:
朝起きたら本当に寒かったのが、今はそれほど寒いと感じることがありません。 リフォームして最初に迎えた冬は、温かくてうれしかったです。